016 町衆による伝承 亀岡祭

亀岡まちなみ百景

016 町衆による伝承 亀岡祭

亀岡祭りの起源は、室町時代に始まるといわれていますが、天正年間(1573-1592)の明智光秀の丹波攻略など戦国時代の混乱の中で一時廃れましたが、江戸時代になって歴代藩主の庇護を受けて町衆の力により徐々に復興しました。
また江戸時代の中頃になるとそれまで舁山(かきやま)であったものから曳山(ひきやま)に改修されるなど町衆が日常生活の中で倹約に努め経費を捻出したことが「引山記」などに記されています。

また、山鉾を飾っている織物類の中には、中国やペルシャなどからもたらされたものもあり、有形・無形の民族文化財として郷土の先人たちが残してくれた貴重な文化遺産です。

現在11基の山鉾があり10月23日~25日の祭りには賑やかな囃子により祭を盛り上げています。イラストは2010年に市制55周年および、丹波亀山城築城400年を記念し、駅前に11基の山鉾がはじめて集結しました。

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